「病的脱毛」

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(4)正しくない抜け毛「病的脱毛」のキーワードを知る
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*「病的脱毛」の原因は厄介なことに

1. 一つの原因からなるもの
2. 複数の原因からなるもの
3. まだよく原因が解明されていないもの。
、、、と複雑です。

そこで、ここでは先ほどのタイプ分けによる説明の補足として、

それぞれの症状や原因についての御説明をしたいと思います。


前章と重複する箇所もあるかも知れませんが、大切なことなので

もう一度詳しく、4つのタイプの「病的脱毛」に分けて説明いたします。


1.男性型脱毛症:これは男性ホルモンに係わる問題です。

私も男性ですが、当然「男性ホルモン」が多いわけです。
(ちなみに女性にも少ないながら「男性ホルモン」があること知っていますか?
無かったら眉毛の一部や体毛は生えてきません)
         
男性ホルモンは「大事な所や体毛」には「毛が生えろー」と言い、
頭髪の一部には「毛を生やすなー」と言う勝手な動きをします。

この「男性ホルモン」の一種が毛母細胞の細胞膜にある
「酵素」と合わさって、髪の原料である「たんぱく質」を
作りにくくしてしまう物質を作り出してしまう、
というパターンで起こります。

最近の研究では、その毛母細胞の司令塔である
「毛乳頭」が働かなくなった時、「はげる」とされています。

ある場所で、その「毛乳頭」の「男性ホルモン」受容体が
「脱毛」の指示を送ります。頭頂部や前頭部等の部分です。
だから残るところと生えるところがあるというのです。

余談ですが、私は脳の手術をして「男性ホルモン」
が出なくなった方を知っていますが、
その方はなんと頭髪の下の部分(
禿げた親父さんが残る耳の上辺りの毛)が
全部無くなってしまったのです。もちろん脇や大事なところもです。

その部分は本来、「男性ホルモン」の影響を受けにくい所なので、
禿げてもその部分だけが残るわけなのですが、
体毛と共に失ってしまったということは「男性ホルモン」が
複雑に関係しているとしか考えられません。
         
いずれにしろ、このタイプの脱毛は毛根が
「男性ホルモン」の影響を受ける度合いや
ホルモンの分泌量、酵素の活動力などが
遺伝的要素に加わって起こると考えられています。

だから「男性ホルモン」に効き目がある「のこぎりやし」
(男性の前立腺肥大に効くとされています)を
シャンプーや育毛剤に利用している製品もあるくらいです。

今はやりの「リアップ」もホルモンを抑制するものです。
         
いずれにしろ、始めの症状は、「毛がやわらかくなってくる」
「抜けた毛を見ると細い」という感じで進行し、
前頭部や頭頂部から次第に薄くなっていきますの
でチェックしておいてください。。

2.円形脱毛症:
頭髪の一部分が丸や楕円の形で脱毛しており、ひどい時は、
あちらこちらにあって、隠すのに苦労します。やがては短い
毛がチョロチョロと生えてきて元に戻りますが
時間がかかる場合もあり厄介なものです。

「自己免疫説」が近年の有力なのですが、「ストレス説」等もあり、
はっきりとした原因は不明です。

先程言いましたように、私としてはお客さんのお話からすると
「ストレス」が関係しているように思うのです。

それによっていろんなバランスが崩れて起こるのではないでしょうか? 
病院に行くと「ちょっと痛い注射」を患部に打たれた人もおられますが、
即直ったと言う話聞いたことがありません。

自然に治る場合が多いのですが、何箇所にも及ぶ場合は、
早めに皮膚科のほうへ行かれたほうがよいでしょう。

3.脂漏性脱毛症:
頭皮の皮脂(油のようなもの)がすごく増えて炎症が起こります。

何らかの原因により毛髪の成長が邪魔されることにより起こります。
次の「男性型脱毛症」とセットで起こりやすいので注意が必要です。

私の店にも頭皮に異常な量の皮脂(油)が出て、
所々塊になって付着しており、
1,2度のシャンプーでは落ちない方が
おられます。


ただ単に病気で頭を洗えなかっただけでもそういう状態になりますが、
しっかり洗いますときれいになります。
何度洗っても油が落ちないで持続する場合は注意です。

 
4.粃糧性(ひこうせい)脱毛症:
これも見かけたことがあります。
乾燥して白くなったもの(ふけ)が
頭皮に一面張り付いて毛穴が埋もれている状態です。
        
これは中々しつこくて治りにくいように思います。
毛穴がふさがれますので当然、毛の成長によくありません。

固まったようなふけは簡単に落ちないので、
清潔に保つことが出来ない状態です。

炎症も起きますのでこれはお医者さんに行ったほうがよいです。

その他ケガ、病気、投薬などによる脱毛もあります。
       
いずれにしろ「毛根」が無くなったらその部分はもう生えてきません。
おしまいに毛穴が閉じられてしまうとツルピカ状態になります。

*このように、脱毛の状態や原因は一人一人違うのですが
対処法としては、すべてのタイプにとって必要な方法があって、
その上にそれぞれの特異な対処法を重ねていくことになると思います。


これで「病的脱毛の種類」これで見極められたでしょうか?

もう一度注意すべきキーワードで復習しましょう。


*これがあったら注意!

脱毛のキーワード




ここでは、一つ大切なキーワードとして「痒み」を加えてあります。

何故なら急に「禿げた方」の多くがこの「痒み」を
経験しておられるからです。

「痒いときはむやみに掻かないこと」です。鉄則です!

掻けば掻くほど痒くなり→頭皮は傷つき、頭皮に炎症がおこる→
毛根や毛母細胞を痛める→又痒くなる→掻く→頭皮を痛める、、
と無限の悪循環に陥ります。
そしてこんな状態のときによく「毛が抜けた」ということを耳にします。

ではどうしたらよいのでしょうか?