XIII. 髪に良いスタイル、多く見えるスタイル女性編


(12)髪に良いスタイル、多く見えるスタイル【女性編】

*女性の場合は、特に考えなくてはいけないことは、「特殊技術」のことです。
中でも、「パーマ」「毛染め」「エクステンション」等の
「薬液」を使う技術のことですが、やはり頭皮に対する影響が心配です。

まず「パーマ」ですが、これは1液が「強アルカリ」の液で、
2液が「酸化剤」です。もともと「強アルカリ」は「たんぱく質」を溶かす力があります。

髪の毛は「シスチン結合」という特殊な結合状態にあります。
それをこの1液は「途中まで結合を切る」役割をします。
カーブを作った状態で(ロットを巻いた状態)途中まで切り、次の2液で元に戻します。
すると曲がったままの状態で固まり、めでたく「ウエーヴ」が出来上がるわけです。

当然、途中まで結合が切れるのですから、髪は痛みます。
よく言うのは「中身が空っぽになる」とか「毛がパサパサになる」といったもの…

その為、「トリートメント」や「リンス」をするのですが、
それらは痛んだ部分に有効な成分を補います。

「リンス」が頭皮に良くないと言いましたが、
それは死んでいる部分(毛穴から出た部分)の欠損した部分は補います。

だから「髪の毛だけにつける」と申し上げたのです。

痛んでいるときは御利用ください。
もちろん、「地肌」にはこすり付けないで、使用しましょう。


次に「毛染め」ですが、これは「パーマ」よりも痛みやすいので注意が必要です。
「毛染め」の1液は「酸化染料」です。(一部アルカリを含む)
2液は「過酸化水素水」、強アルカリです。

これらを混ぜると「アルカリ剤」の働きで「毛が膨張」し、
髪の表面の「うろこ」のような「キューティクル」を開かせます。
すると2液の力で「メラニン色素」が減少し(つまり脱色し)、
そこへ「色素」を送り込んで「色」をつけます。
「毛の組織内」に入り込みますので、色は落ちません。

このような一般的に普及している毛染め刃、正式には「アルカリヘアダイ」といいます。

実はこの「脱色剤」が毛にダメージを与えるのです。

では、この「毛染め」と「パーマ」が「薄毛」や「脱毛」の原因になるかどうかです…

結論から言いますと、「正しく使用すれば影響はない」と私は思います。

では「地肌への悪影響」として、どういうものが考えられるでしょうか?




*頻繁に行ないすぎる場合:大体「2月に一度」くらいが理想的ですが
「パーマ」の場合は「1月後にカット」して「次の月にパーマとカット」が良いサイクルですが、
「毛染め」はそうはいきません。

根元から伸びた新しい髪は「額や、こめかみの部分」から意地悪にすぐ出始めます。
髪の毛は「月一センチ」伸びますので10日で3ミリ白いのが出てくるわけです。

かといって10日おきに全体に染めるのは良くないと思います。

そこでこうしてはどうでしょうか?

「美容院で額の生え際だけ染める」あるいは「市販の毛染め液で生えだけ染める」という方法です。

但し御自分で染める場合は注意が必要です。それは…

!絶対目に入らないようにする! 事です。
最悪「失明する」こともあるらしいのです。

それさえ気をつければ後は買ってきた液が「自分の体に合うか」ということだけです。

それは「混合した液を絆創膏に少量つけて目立たない所に貼り付けて2,3日おき、
かぶれないかどうかテスト」する「バッチテスト」をすることで確かめられます。

後「生え際」は染まりにくいのですが、丸秘テクニックを一つ…

「液を塗った後にサランラップをピタッとかぶせておく」
5分くらいでいいです。
はずしたら地肌をこすらないようにして、櫛でときます。
そのまま、更に10分放置してから目に入らないようにシャンプーします。



これでよく染まります。


このようにして「なるべく染める回数を減らす」事が大事です。


*時間をかけすぎた場合:「パーマ液」も「毛染め液」も
ある一定の時間を過ぎると「毛の損傷」が始まり、当然「地肌」にも良くありません。

「頭皮の炎症」等が起こって、皮膚にダメージを受けると最悪「生えてこなくなる」可能性もあるのです。

ですので、不用意に「時間をかけすぎる美容室」は注意が必要です。

特に「パーマ液」は1液をおきすぎますと「毛が切れます」のでご注意!
2液をかければ、1液の作用は止まりますが、
髪は「ロットとゴム」に締め付けられたままですので、
やはり「時間内にはずしてもらう」事が大切です。

いずれにしても、「正しく使用する」ことが大切なので、
これらの事をきちんと守っている「信頼のおける美容室」を選びましょう。

補足:お子さんをお持ちのお母さんにお伝えします。
「お子さんの毛染めは止めたほうが良い」と思います。
理由は次のようなものです。

@ 子供は肝臓がまだ弱いので薬液を使う毛染めは体によくありません。
A 16歳までに毛染めをして「アレルギー」を起こすと「一生染められなくなる」体質になるそうです。
また、毛がすべて抜けてしまい「一生、生えてこない」と宣告されたお子さんもおられます。
B 子供は皮膚が弱くかぶれる危険性が高い。
又重い疾患を引き起こす可能性を指摘する報告もあります。
(ここでは書きませんがかなりヤバイものもありました)


親の一時的な見栄や楽しみで大切なお子さんの体を危険にさらすのは身勝手だと思います。


*髪に良いスタイル、多く見えるスタイル(女性)

*髪に良いスタイル

基本的には男性と同じで、やはり「地肌に優しいスタイル」です。

@ ショートヘア
髪を清潔に保ちやすく、地肌にも適度に風が通ります。

しかし女性は不用意に「短く」するわけにはいきません。
「女らしさ」が必要だからです。
あまり短いと「男性的」になってくるからです。

しかし「ショートヘア」でも「女性らしさ」を保つことは可能です。
「ポイント」さえ抑えておけば女性らしく見えます。


私がお客様にお勧めしているスタイルは次のようなものです

*サイドの裾は「耳半分か三分の一かかる程度」にする。
=限界まで短く。すべて出しても良い

*サイドは「段カット」しますが「少し長い目」をお勧めします。
実はこのポイントが非常に大切なのです。
つまり、「サイドに適度なボリュームがあると耳を出しても女性らしく見える」
からなのです。
それを確かめるのでしたら、耳を出して、
サイドの髪を2,3センチくらいまで「段カット」したら
「男性の顔」になりますのですぐわかります。
サイド(裾の長さではなくその上の部分です)の髪を
5センチ以上の長さにしておけば、耳を出しても「女性らしい顔」になります。

*フロントは「眉毛まで」ただし、分け目は短くして
サイドに近づくほど長くなるように曲線を描きサイドにつなぐ。(つまり不対象のアーチ型)
(分けないで流す場合は流す起点を短くカットして同じようにする。
左右対称のスタイルなら「真ん中」を短くして左右対称のアーチ型にする。)
=女性らしい柔らかいラインを作る。短い髪は長い髪を押すので、自然に希望の方向に流れます。

*耳の後ろから裾にかけては「出来る限り短く」します。
「生え際いっぱい」か、少し刈り込んでもいいかも。
但し「両耳を結んだ線より下まで」にします。
=トップにはボリュームを残しますが、
後ろの裾は基本的に「タイト=しまった感じ」にします。

*トップは「ゴールデンポイント=天辺より少し後ろ」のボリュームは
落とさないように「長さが頂点になる」ようにフロント、サイドの髪を自然につなぎます。

理想は10センチくらいですが「髪の少ない方は20センチぐらいでもOKです。
 =トップを長い目にすることにより、「ボリューム」と「女らしさ」を創るための
「丸みのある自然な曲線」を目指します。

*バック(トップから耳の下辺りまで)は長い目に残します。
両耳を結んだ線までは長いメルマガのグラデーションカット、
そしてその下は先程の、「ベリーショート」にします。

写真(近日公開…ゴメンネ)

説明をご覧になっても「プロでないと解らない部分」があると思いますので、
写真をお見せするか、この「スタイル説明部分」をお見せしたら良いかもしれません。

A 髪を引っ張らないスタイル
何故こんなスタイルをわざわざ提案するのかといいますと、
髪を引っ張ると 「禿げやすくなる」からです。

ちょっと衝撃的でしょう?

「ポニーテール」出来ないじゃん!

って、おっしゃられそうですが、「髪を強く引っ張った状態」を長く続けていると
「髪が薄くなる」と言うのは、昔から確認されています。

おばあちゃんの時代にはやった「まげ」つまり
「天辺で紙を結わえるスタイル」ですが、多くの方がそれをして「薄く」なっています。

どうしても「ポニーテール」をしたいのでしたら「短時間」にするか
「ポステ=簡単で安価なつけ毛」を利用しましょう。


B 生まれたままの髪で作るスタイル
これは、叱られそうですが、「パーマ」も「ストレートパーマ」も「エクステンション」も
「おしゃれ染め」もしない、親から頂いたそのままの髪でスタイリングしましょうというものです。

「そんなことが髪にいいのは解っている」と言われそうですが、
「カットだけで勝負するスタイル」と言い換えればどうでしょうか?

私の女性のお客さんでこの「カットだけで勝負」しておられる勇者(笑)が沢山おられます。

先程の「ショート」のスタイルのように「カットライン」を酷使してスタイルを作れば、
結構「おしゃれ」で「機能的」なスタイルは創れます。

一歩譲って「ポイントだけパーマ」をプラスするともっと色んなスタイルが出来ます。
出来るだけ「髪」にも「地肌」にも負担をかけない為です。

もちろん「パーマ」や「毛染め」がすべて悪いと言っているのではありません。
こういう「考え方」もあるということを御提案しているわけです